安心キットラボの理念
都市生活の「もしも」に備える、静かな安心を。
私たちが目指すもの
安心キットラボは、
「不快を先回りして予防する」という思想から生まれました。
防犯グッズは“安全”を守るもの。
けれど実際には、誤作動・音の大きさ・設置の手間など、
別の不快を生む瞬間がたくさんあります。
だから私たちは、“便利さを足す”のではなく
不快を引くことで、安心を増やすという発想で運営しています。
不快の引き算デザイン ― 5つの原則
① 音の不快を減らす(静音=信用)
小学生の頃、ランドセルにつけた防犯ブザーが、
遊びの拍子に何度も誤作動して大音量で鳴ってしまいました。
安全のための音が、いつの間にか不快な記憶に変わった経験です。
だからこそ、AKLでは「鳴らさない安心」も設計思想の一部と考えています。
鳴らす前に“知らせる”安心を。
② 物理の不快を減らす(賃貸=原状回復)
賃貸の壁や扉に何かを貼るとき、
「跡が残ったらどうしよう」といつも神経を使ってきました。
実際、戸当たりテープを貼るときは
まずマスキングテープを下に貼ってから設置していました。
そんな小さな配慮の積み重ねが、賃貸生活の安心を守ります。
原状回復に神経を使わない安心を。
③ 視覚の不快を減らす(インテリア調和)
防犯=ごつい、目立つ、という固定観念を壊したい。
たとえばドアスコープ隠しは、ドアの色と近い色を選び
統一感を保つようにしています。
防犯が“生活の違和感”にならないように。
見せないデザインが、部屋の安心を守る。
④ 心理の不快を減らす(監視される感じ)
安心のために設置したカメラが、
他人の視線を常に意識させる存在になってはいけません。
私たちは「映さずに、見守る」ための
非映像型(No-Cam)センサーやライトを提案しています。
映さずに、見守る。No-Cam Safe。
⑤ 手間の不快を減らす(導入・撤去・運用)
防犯グッズは“届いてからが本番”。
箱を開けて10分で設置できること、撤去しても跡が残らないこと、
次の部屋でも使えること。
そのすべてを“静かに完結できる”ことを重視しています。
箱を開けて10分で、静かな安心を。
私たちが信じていること
防犯や見守りは「人を疑うため」ではなく、
「自分や大切な人を気持ちよく守るため」にある。
だからこそ、不快を減らすことが、最もやさしい防犯だと思うのです。
安心キットラボは、これからも“静けさのデザイン”を通して、
都市生活の安心を少しずつ整えていきます。